沖縄土産や沖縄のおやつとして人気の黒糖は、素朴な甘さとコクのある味わいが魅力です。ミネラルが含まれているイメージもあり、「白砂糖より体によさそう」と感じている人も多いのではないでしょうか。

ただ、黒糖も食べ過ぎれば注意が必要です。文部科学省の日本食品標準成分表では、黒砂糖は100gあたりエネルギー352kcal、炭水化物90.3gで、利用可能炭水化物(単糖当量)は93.2gとされています。つまり、ミネラルは含まれていても、基本的には糖質の多い食品です。

この記事では、沖縄の黒糖を食べ過ぎるとどうなるのか、気をつけたい理由や上手な食べ方をわかりやすく紹介します。

沖縄の黒糖は体にいいから食べ過ぎても大丈夫?

結論からいうと、沖縄の黒糖も食べ過ぎはおすすめできません。黒糖にはカリウムやカルシウム、鉄などの成分が含まれていますが、同時に糖質もかなり多く含まれています。日本食品標準成分表では、黒砂糖100gあたりカリウム1100mg、カルシウム240mg、鉄4.7mgが含まれる一方で、炭水化物は90.3gです。

そのため、「黒糖はミネラルがあるからいくら食べても平気」と考えるのは危険です。栄養が含まれていても、砂糖の一種であることは変わりません。

黒糖を食べ過ぎると気をつけたいこと

黒糖の食べ過ぎでまず気をつけたいのは、糖分のとり過ぎです。WHOは、大人も子どもも free sugars の摂取を総エネルギーの10%未満に抑えることを推奨し、さらに5%未満だと追加の健康上の利益が見込めるとしています。

また、WHOは free sugars の摂取がむし歯の主要なリスク要因だとし、10%未満、できれば5%未満に抑えることがむし歯リスクの低減につながると案内しています。黒糖も砂糖の一種なので、だらだら食べ続ける習慣には注意が必要です。

黒糖は白砂糖よりまし、でも食べ過ぎは別の話

黒糖は白砂糖よりもミネラルを含む点で違いがあります。たとえば黒砂糖にはカリウムやカルシウム、鉄などが含まれています。

ただし、それだけで「健康食品」と考えるのは行き過ぎです。黒糖からミネラルをとれる面はありますが、食べ過ぎれば糖分摂取が増えるため、メリットだけを見て量が増えるのは避けたいところです。WHOの糖類摂取ガイドラインでも、砂糖全体のとり過ぎを控える考え方が基本になっています。

沖縄の黒糖を食べ過ぎやすい場面

沖縄の黒糖はひと口サイズの個包装やかち割りタイプも多く、気づかないうちに食べ過ぎやすいです。甘さがやさしく感じられるため、「普通のお菓子より軽い」と思ってつい手が伸びることもあります。

特に注意したいのは、仕事中や運転中、家でお茶うけとして何度もつまむ食べ方です。少量に見えても、回数が増えると糖分の合計は大きくなります。黒糖そのものの炭水化物量が多いことを考えると、少しずつでも積み重なりやすい食品です。

どのくらいなら食べ過ぎになりにくい?

黒糖に「1日何gまで」と一律に決まった数字があるわけではありませんが、考え方としてはお菓子や甘い飲み物を含めた1日の糖分全体の中で見るのが大切です。WHOは free sugars を総エネルギーの10%未満、できれば5%未満に抑えるよう勧めています。

たとえば、黒糖だけでなくジュース、菓子パン、スイーツも食べる日なら、黒糖の量はかなり控えめにしたほうが安心です。逆に、ほかの甘いものをほとんど食べない日でも、黒糖を何個も続けて食べるのは避けたほうがよいでしょう。

食べ過ぎを防ぐ黒糖の食べ方

黒糖を楽しむなら、一度に食べる量を決めるのがいちばんわかりやすいです。袋のまま食べ続けるのではなく、今日は2個まで、食後だけ、など自分なりの区切りを作ると食べ過ぎを防ぎやすくなります。

また、空腹時に次々食べるより、お茶と一緒に少量楽しむほうが量を抑えやすいです。黒糖は味が濃く満足感も出やすいので、少しずつ味わう食べ方のほうが向いています。糖分管理の面でも、だらだら長時間食べ続けるより、時間を決めて食べるほうがよいと考えやすいです。

こんな人は特に気をつけたい

甘いものをよく食べる人、清涼飲料水を飲む機会が多い人、間食が多い人は、黒糖も含めた糖分の合計が増えやすいので注意が必要です。WHOは free sugars の制限を大人にも子どもにも勧めています。

また、血糖管理が必要な人や食事制限を受けている人は、黒糖だから大丈夫と自己判断せず、普段の食事全体の中で考える必要があります。黒糖にも糖質が多く含まれるため、この点は見落とさないほうが安心です。

沖縄の黒糖は上手に楽しめば魅力的

沖縄の黒糖は、独特の風味やコクがあり、沖縄らしいおやつとして魅力があります。白砂糖には少ないミネラルを含む点も特徴です。

ただし、体によさそうという印象だけで量が増えると、本来の楽しみ方から外れてしまいます。黒糖は「少しずつ味わうおやつ」として取り入れるくらいがちょうどよいでしょう。糖分の多い食品であることを意識しながら楽しむのが大切です。

まとめ

沖縄の黒糖は、カリウムやカルシウム、鉄などを含む一方で、炭水化物が多い砂糖の一種です。日本食品標準成分表では、黒砂糖100gあたり炭水化物90.3g、エネルギー352kcalとされています。

そのため、黒糖も食べ過ぎれば糖分のとり過ぎにつながります。WHOも free sugars は総エネルギーの10%未満、できれば5%未満に抑えることを勧めています。沖縄の黒糖は、体にいいからと油断せず、量を決めて上手に楽しむのがおすすめです。

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